水仙の花
    <解説>
    この頃のハワイ不動産市場には、バブルの高値を引きずった高額物件と、既に価格調整された適正な価格の売り物件とが混在していました。 よって、価格設定は物件所有者の全くの言い値であり、1つのコンドミニアムの中の全ての売り物件の情報を得て、不動産同士を比較しても意味がありません。よって、買い手はどれを基準としていいのか戸惑っているという市場かもしれません。
    また、新築コンドミニアムの購買層がハワイ在住の人々が主流というのは、まだ新築コンドミニアム建設が目新しかったからです。その後は、アジアや世界各地の人々が新築コンドミニアムを購入するようになってきています。
    また、中国人の観光客が増え始める初期であるというのは興味深いです。ですが、中国人による大規模な投資が始まるのは、この時期から10年後の2016年です。中国系の開発業者が、広大な土地を購入して大規模なリゾート開発をし始めたり、新築コンドミニアムの建設計画発表などが、大きなニュースとなっています。
    当時のサイトのページ

    冬のハイシーズンでも低迷期であるハワイ不動産 2006年3月

    今冬のハイシーズンは、昨年とは異なる状況です。 売りに出して売買契約されるまでの期間が長くなっており、なかなか売却できない市場です。それゆえに売り物件の在庫も多くなってきています。不動産市場低迷のあおりを引きずった冬のハイシーズンです。 高値の物件に関しては、今後は下げざるを得ない状況で、割安の物件もでてきています。
    さて、ある新築ビルの購入者内訳の7割がハワイ在住者、1割が日本人、1割がアメリカ本土、1割がその他の地区と推定されています。 ハワイの特徴のひとつにアジアからの投資があり、中国経済の発展と共に中国からの投資や観光客も増えていますので、中国人が新築コンドミニアムの主な購買層になるのも時間の問題でしょう。
    ですが、現段階では主要な購買層はローカル(ハワイ在住者)ですので、ハワイ経済の行方が直接的な要因となって住宅需要に反映されると思います。つまりハワイ経済が安定していれば、ハワイ不動産市場も安泰であるということです。
    アメリカ本土では、新建築計画中止が出始めたそうですが、ハワイの場合は、上記のとおり購買層はハワイ在住者ですので、ローカル向きの価格帯で、賃貸需要のある物件、投資として向いている部屋タイプということに限定し、それぞれのコンドミニアムの特徴をだすことができれば、新築コンドミニアムは成功すると思います。

    SANADAインタ-ナショナル不動産売買
    プラスセブン不動産            
    代表取締役社長 : 真田俊彦      



  1400 kapiolani Blvd B-43
  
Honolulu Hawaii 96814
   tel 808-957-0080
   cell 808-225-5047
   fax 808-955-2182

   hawaii@plus7corp.com