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ハワイ不動産マ-ケット情報 2013年4月

ハワイ不動産、一戸建ての価格判断について

コンドミニアムの売り物件は依然として少なく、付加価値がある物件や 適正価格の売り物件は、飛ぶように売れる時期となっています。
通常、売りに出す際には、当社では、MLSに載せるだけではなく、 MLSの過去の売却履歴を参考にして、その売り物件の購買層を抱えている不動産会社へ連絡したり、一般広告掲載をしたりしますが、 その必要はなさそうです。

さて、カカアコで、また新たなコンドミニアム、 460戸の建設計画が発表されました。 ローカルの人々には閉店したコンピューターストアの「Comp USA」があった場所として知られています。
最近の新築コンドミニアム建設計画は留まるところを知らぬほどですので、 将来のコンドミニアムの売買は、多くが新築物件となる日が来るかもしれません。

一方、一戸建てについても、現在は、売れ筋の価格帯で売り物件の選択肢が少なく、 いい物件に出会った場合は、早めの決断が必要です。
売り物件を吟味する際に 最初に判断することは、価格に見合う価値と 雰囲気の有無です。数ミリオンする一戸建てには、数ミリオンの豪華さと、 雰囲気がなくてはなりません。土地の価値がいくら高い物件であっても、住み始めて、 安普請を感じる家では、数ミリオンのハワイ別荘を手に入れた意味がないと思います。
理想的な売り物件が無い場合は、同じ価格帯の売り物件と十分比較して、 購入後に付け加えられる条件が、もしあれば、その条件をはずして、最も価値の高い、 いい売り物件を検討しましょう。そして、購入後に希望であったガレージを広げたり、 家具を新調したり、スイミングプールを設置したりするのです。
では、この時期に長い間、売れ残っている一戸建ては、どの点が売りにくいのでしょうか。 売り手の不動産エージェントは、物件見学した買い手や買い手の不動産エージェント になぜ、買わなかったのか、という意見を参考にして、再考するのも、ひとつのアイデアです。
・いくらであったなら、購入に至るのか。
・家のどの点が、問題であるのか。
それによって、売れる家にするには、どのようにしたらいいのか、という判断材料にできるかもしれません。
一戸建ては、コンドミニアムとは異なり、近隣や過去の売買履歴を参考にして 適正価格を判断しますが、適正価格であれば、必ず売れる ということではありません。大きな欠点があれば、なかなか売れません。


最近、物件見学で見止めた売却の難しい家の欠点を いくつか挙げておきましょう。

・ゆかの材質に、セラミックの白いタイルと黒い目地が病院を思わせる。

・吹き抜けの2階の廊下と、階段の手すりが、極細の木材で造られ、体重を かければ、折れてしまいそうなほどに弱々しく見える。
これは、いかにも費用を 節約したと印象付けるでしょう。一戸建てにおいて、リビングから見える階段は、 家の豪華なアクセサリーにも成り得ますので、慎重にデザインして、建築 材料を吟味すべきだと思います。

・リニューアルしている家でも、必ず、確認していただきたいのは、庭へ通じるサッシや ガラス戸の枠です。いわゆる「家の建て付け」の良し悪しを連想させます。豪華な 物件は、美しい木目が見える木材や、重厚なメタルフレームで仕上げてあり、 少なくとも、ペンキで処理してあるようなことはありません。 ここに古さが出ていれば、豪華さにマイナス点となります。

・リビングルームやダイニングルームの中に、アコーディオン カーテンの仕切りがあり、その奥に収納や洗濯機乾燥機などの空間を 設けている。これは、狭い家の典型的な配置です。豪華な広い一戸建てには そぐわない間取りです。

・部屋数が多いにもかかわらず、バスルームの数が少ない場合。 そして、そのバスルームが古いデザインで暗いなどであれば、確実に敬遠される 物件になります。

・大理石のゆかに、さらなる豪華さを演出するために リビングを2つに分けるように 段差がある。
狭いリビングルームがさらに狭く見え、その段差の高さが高すぎて、 危ないと思わせる家になってしまったのは、デザインのミスです。 家の基礎に響くので、段差を取り除くことは不可能ですが、段差の上に手すり を設け、二分割されて狭くなったリビングを庭のほうへ広げて豪華にリフォーム すれば、段差の高いスペースは、豪華な広いリビングルームのプレステージ となってマイナス点をプラスにできます。

一部の見栄えのしないリフォームで、大きな欠点を造り、適正価格でも売れ ない、ということになりかねませんので、リフォームする場合は、物件の価値を損なうこと がないように注意が必要です。不動産を購入したときの不動産エージェントに相談しましょう。 また、不動産を購入するときにも、物件の大きな欠点を論理的な説明とともに 話してもらいましょう。
ですが、それらの欠点が気にならないのであれば、買い手の好みや価値観が購入物件を決定します。
余談ですが、一戸建ては、MLSの売り物件情報に載せる写真が重要であると、以前に書いた ことがあります。これは、物件のいい顔を 引き出して撮ることが大切なのですが、決して、実物とかけ離れて いい写真である必要はありません。
いい写真に惹かれて見学して、実物にがっかりするようですと、 見学者がたくさん来ても、決して買い手はつきません。もし、物件を見ないで売り手の写真 を参考にして購入を検討する場合は、買い手は、ご自分の不動産エージェントに、 再度、物件の写真を撮ってもらい、確認しましょう。特に売り手が撮った写真と同じ角度、 同じフレームワークの写真を撮ってもらい、ご検討なさることをおすすめします。



最後に、最近の日本のニュースで最も心配な、 日銀の金融政策と、株投資をあおるような株高についてです。
日銀の過度の金融緩和が引き起こすのは、急激な円安という危惧だけでなく、ハイパーインフレの危険も孕んでいます。
市場に出回る金を2倍にすれば、物価が高くなり、手持ちの資金の価値、給料や年金が 半分になるだけで、景気がよくなるのでしょうか。 ですが、労働者の給料を2倍にする目標を立て、雇用の安定を図れば、景気は必ずよくなり、 消費も増えて、企業の業績も上がるでしょう。 安倍首相の政策、「労働力の流動化」は、正社員の解雇を金で簡単に解決できるようになり、 4月1日から施行した「改正労働契約法」では、パートは5年未満で解雇されるという労働環境悪化を 招いており、ワーキングプア問題をさらに深刻化しているに他なりません。
また、景気と乖離した不自然な株高は、単なるマネーゲームとなり、本当に利益を上げるのは、 誰かと言いますと、株が大暴落する前に売り抜けの時期を知っている海外投資家だと思います。 株の大暴落の際に、日本の個人投資家が暴落した株を叩き売り、根こそぎ購入していくのが、もし、外資であり、 また、日本の多くの企業の株主に、外資が君臨する日がくれば、 韓国の二の舞となってしまうでしょう。
でっち上げられた論理に染められて、アメリカがイラク戦争へ突入したときの状況と、 よく似ていると思うのは、気のせいであって欲しいと思います。また、 株高やアベノミクスが、いくら礼賛されようとも、安倍首相の政策に何も与するところはありません。 もし、皆様が、具体的な行動を取るとしたら、デモやメールなどによって、直接政府や 議員に届くようにすべきときでしょう。

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代表取締役社長 : 真田俊彦      



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