過去のハワイ不動産市場情報 2012年3月
ハワイ不動産、一戸建ての価格判断について
2012年3月 は、売れ行きは上々で、検索しますと、多くの物件が
売買契約され、売り物件は少なくなる傾向です。商業店舗物件の契約や問い合わせも
多く、ハワイの冬のハイシーズンの終盤を実感しています。
買い手にとっては、なかなか適当な売り物件がでてこないという市場です。
一戸建てについては、特にその傾向が強く、市場に新たにでてきた数少ない物件のみが、
買い手の検討対象となるということを幾度か経験しています。
今冬はカイムキやカパフルの60万ドル台から、1ミリオン台のカハラの一戸建てが
多く売買契約されました。
ところで、最近、当社のエージェントがドバイを訪れた
話をしたいと思います。ドバイは、ハワイからは、ちょうど地球の裏側に当たります。
丸1日を機内で過ごして到着した国にて、最初に発した言葉は
「ハワイに帰りたい」
というものだったそうです。
ドバイでの滞在が快適にならないと思った理由は、
まず、空気の薄さです。酸素は、豊かな海洋から多く生まれますが、砂で
覆われた遠浅の海は汚れ、木々で覆われた山も無いので、新鮮な濃い空気は望めません。
そして、乾ききった地面からパウダーの
ような白い砂が舞い上がり、
白くかすんだ遠方に眉をひそめ、
咳込むということが度々あったということです。
散歩する人をみかけない街の存在に驚いたり、女性がベールで顔を覆うのはホコリよけのためでもあると納得したり、
砂嵐で終日、ホテルへ缶詰になって砂漠の街の限界を見て取って、
世界一にこだわった建造物も色あせて見えたというのが彼らの感想です。
「Pictures don't tell the true story of the air.」
写真や最新作のミッションインポッシブルの映画からは空気を感じる
ことはできません。その場にいる人だけが味わえるもので、
ハワイの気候や空気に慣れ親しんでいた彼らには、特に敏感に感じたのでしょう。
ハワイの良さをあらためて実感して、ここ数日の風の強い嵐や大雨さえも
ハワイの素晴らしい気候や自然には変わりないと言っていました。
その気候や自然に甘んじて、洗練さに磨きをかけることなく
時が流れたハワイやワイキキの街を見る都度に、残念な
気がしますが、御覧のドバイの写真へ少しでも近づけば、
「大洋に浮かぶ宝石」
となることも夢ではないと思います。
なお、ドバイの精鋭とも言うべき建造物をいくつか次のページにドバイの写真とともにご紹介しておきます。
砂漠ならではの水にこだわり、現代建築の粋を尽くしたコンドミニアムやホテル
の数々です。日本の技術も大いに生かされているということです。
世界一のドバイタワー、
併設の世界一大きなショッピングのドバイモール 、
ラスベガスのベラジオにある噴水ショーの大型版、
人工の島、
本年完成予定の回転するコンドミニアム、
世界でひとつの7つ星ホテル。
2017年には、石油が枯渇すると言われていますが、中東は
生き延びるために、あの手この手を考えているようです。
ハワイも未来を見据えた都市計画
が求められています。
SANADAインタ-ナショナル不動産売買
プラスセブン不動産
代表取締役社長 : 真田俊彦
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