マーケット情報 2009年 12月
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アメリカ人の初回自宅購入者への税制優遇措置が影響したかもしれませ
んが、購入者を増やしたのは、購入価格や購入対象物件の良さがあった |
からだと思います。八千ドルの戻りよりも物件価格の安さのほうがインパク
トがあると考えるからです。この制度は4月末までに延長されましたが、現 |
在のハワイ不動産市場は、活発に購入されたあとの売り物件減少傾向で
すので、今後の買い意欲は足踏みをするかもしれません。今後、再びハ |
ワイ不動産市場が動くのは、リーズナブルで、いい物件が多く出たときだと
思います。 |
税金と言えば、支払うのを敬遠する人が多いのですが、税金は富の再分
配、政府が経済政策を実施するための大切な財源ですので、税制優遇策 |
で税収を減らすよりも、ハワイにはもっと必要な政策があると思います。
たとえば、日本の皆さんがよくご存知の土地を有効利用するための等価 |
交換制度の導入や、アフォ-ダブル(購入しやすい価格)コンドミニアムの
建設や荒廃した店舗ビルの再開発など、土地規制を緩めれば街は活性化 |
し、洗練されますので、このほうが適当だと思います。先日、そのような
内容の提案書を書いてみましたが、読み直しながら改革は難しいと感じて |
います。アフォーダブルコンドミニアムが建設されれば、ハワイ州が望ま
ないリタイヤ中流層がアメリカ本土から流れてくるので、建設許可は下り |
にくい、今後の建設は豪華なコンドミニアムが主流であるという噂がある
からです。続き
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プラスセブン不動産取締役社長:真田俊彦
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