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    ハワイ不動産市場2009年を振り返って

    2009年のハワイ不動産市場は、上り坂を登り始めたというところです。市場は不動産価格の底値を脱したという判断で買われていきました。リーマンショックから、一年はかかっています。

    2009年を振り返って(2010年初頭時点での記述です)

    2009年のハワイ不動産も ここ数年と同様に金融や経済に振り回された一年であったと 思います。もともと不動産市場は、経済の影響を大きく受けますが、 逆に不動産市場から経済へ大きな影響を与え、混乱を引き起こし、 不動産市場が打撃を受けたというのが、この数年でした。 2009年には、その混乱が終息しつつあるという安定感が見られた年でした。 この安定感と、不動産市場や購入環境に魅力があったということ、そして、アメリカ経済は 底を脱したという見方が広まり、期を待っていた購買層が動いたのだと思います。 影響は微々たるものですが、初めての自宅購入者の税制優遇も一助となったかもしれません。 「アメリカ経済が底を脱した」というのは、大方の見方で、これが、2009年の不動産市場回復の 兆しとなった主因であったと思います。

    政治的、経済的に大きな負の遺産を引き継いだオバマ大統領の政策は今のところ、順調に経済成長路線を歩んでいるようです。ただ、経済は、いまだ堅調という足取りではなく、企業の業績、 個人消費、雇用情勢、この3つの経済環境を整える基本的要素がが向上しませんと、 経済も不動産市場も完全な回復とは言えません。 2009年、そして現在も、この3つの点では大きく落ち込んだままであり、課題は山積していると言えるでしょう。
    企業の業績をよくするために、余剰人員が削減され、 それによって、雇用情勢がさらに悪化し消費マインドが落ち込むことになりますので、 今後のオバマ大統領の手腕がためされるのは、雇用捻出に焦点が 移っていくものと思われます。

    消費抑制や雇用不安が不動産市場にも影響を及ぼすので、悪化すれば不動産市場が 冷え込み、アメリカ本土の場合は、その傾向が顕著に現れますが、 ハワイ不動産の場合は異なります。この悪条件を背景として、不動産価格が下落し、割安感が広がったところで、 市場を見守っている投資家が買いに動くという傾向がありますので、いわば、 ハワイ不動産、それ自身の価値によって、不動産市場の回復があります。 現在のハワイ不動産市場は、個人的には、十分に価格が下がったとは言えず、割高な物件も多くあり、 さらなる価格調整がされれば、さらに投資物件が動くようになると思います。 さて、このような状況の中で不動産会社としての使命は、 売買においては、割安感のある価値ある売り物件の見極め、そして、 さらに管理技術に磨きをかけ、支出や経費を最小限に おさえて、物件の最高のコンディションを維持する努力を今後も続けていくということに尽きると思っています。

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