カピオラニ公園の並木道
    <解説>
    2006年4月のハワイ不動産市場は、ハイシーズンが過ぎて静かであり、前年のバブル崩壊の傷が大きく、低迷時期、真っ只中という様相を呈しています。 市場が少し落ち着いたように感じていますが、売買市場には、売り買いは僅かしかありません。 この時期に売却を試みる場合は、既に大幅に下がった売買履歴がありますので、その価格を見習うだけでなく、もっと下げなければ売却できません。典型的な下落傾向のハワイ不動産市場でした。
    さて、当時のサイトのページには、 「当社は、リフォーム費用の強制的な積み立ては行っていません。」 という記載をしていますが、この頃は、管理についての条件を表明している不動産会社が少ないので、管理条件を確認せずにハワイ不動産を購入してしまった人々からの問い合わせが多くあった時期で、その中でも最も多かったのは、強制的な積み立てをしたくないというものだったのです。改装費用を自分で判断したいのに、なぜ、不動産会社は勝手に積み立てを強制するのか、そんな権利があるのかというご相談でした。 これらの不動産会社に管理を任せている物件所有者たちは、個々の不動産会社と個別に積み立てを辞める様に交渉したり、管理会社を変えるなどの対応をして、強制的な積み立てを回避したそうです。
    後日談ですが、当社では、強制的な積み立ては、過去にも行っていなかったのですが、この「当社は、リフォーム費用の強制的な積み立ては行っていません。」というサイトの記載によって、不動産会社が積み立てをすることが、普通ではないということを知った物件所有者がいました。また、改装を可能な限りせずに、きれいな内装を維持し、改修しても費用を抑えて最大の効果のある改修をするという管理目標を設定したのもこの頃です。当時のサイトのページ

    2006年4月は、典型的な下落傾向のハワイ不動産市場

    新聞記事に ハワイ不動産市場は「調整時期」、「頭打ち」、などの見出しが踊るようになりました。底値だと報道されても、相場はまだ下がるだろうということで、購入を手控えて待っている買い手が多くいると思います。今の市場は、ほとんど動いていないからです。
    振り返りますと 2005年6月は売り物件の数が、1990年以来の僅少でした。バブルで売れに売れて、売り物件物件が殆どなかったのです。売れに売れた8ヶ月後の今は、1999年以来の売り出し物件の多さという状況になりました。たった8ヶ月で、とても大きな変化です。
    ですが、相場は限りなく上昇するものでも下降するものでもなく、売買市場、自らが調整して上下を繰り返すものです。特にハワイ不動産市場は過去、そのように推移してきました。それらを把握して、その波にうまく乗れるかどうかが、資産を増やす投資のポイントです。
    個々のコンドミニアムの状況も、部屋タイプ別売り物件の状況も異なります。 たとえば、コンドミニアムのステュディオは、おおむね品薄で1ベッドルームの価格と一部逆転しているというビルがあります。 両者は歴然と広さが異なりますので実際に見学して、狭い物件が高額だということに納得する理由があるかどうかを判断をすべきでしょう。 先月の売買中止になった2ベッドルームは、ここ数ヶ月で最も多くなっていますし、新ビル建設による在庫が増える見通しですので、今後の売れ行きを注視すべきでしょう。

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