beach wave

    過去のマーケット情報、2015年8月

    売り物件が多くなり、夏のハイシーズンとばかりに一斉に売りに出された様相を呈しています。

    さて、ホノルル市は1年で8%の人口増加という驚異的な数字です。 賃貸物件のテナントを募集する際に利用するウエブサイトには、 アメリカ本土からの人口流入に苦言を呈するコメントを見つけました。 アメリカも二極分化で、高収入の購買層は、何軒も高級コンドミニアムを所有し、 低所得者層は、日々高騰する家賃のために働き、なかなか資産を築けない。 というものです。以下に抜粋しました。

    「リゾートは高くつく。
    家賃は高い。
    食費も高い。(8割の食品が船で運ばれてくるからだ)
    アメリカ本土から来る者たちは、余裕がなければ、ハワイに来るな。
    仕事は限られている。
    アメリカ本土に住んでいれば、近くに仕事が無ければ、車を飛ばして隣の州まで仕事を探しにいく事が できるが、ハワイでは、それができない。
    結局、仕事と貯金が無くなった人は、ビーチに住むようになり、ホームレスが増えるだけだ。
    ハワイのホームレスは、ハワイ州の人々が税金で世話をすることになる。」
    でした。

    当社のステュディオ(ワンルーム)を賃貸している学生さんから、
    「となりの部屋の子供を叱る声がうるさい」
    とのクレームがありましたので、騒音被害の状況を調べに赴いたところ、夫婦と子供3人の家族5人が 20平方メートルの小さなステュディオに住んでいました。
    ハワイ州の賃貸契約書によって、滞在人数やゲスト宿泊者について、規定されますので、 ステュディオに家族5人などということは通常は起こりえませんが、住宅価格高騰や 人口過密、不景気などによって、将来的にはこのような現象も起きてくるかもしれません。

    当社で働いているアメリカ人の不動産エージェントは、
    「昔のハワイは、殺人事件など全く無かった。 鍵や貴重品をビーチに置いたままサーフィンに出かけても紛失することはなかったし、 玄関のドアは開け放したままでも、子供が一人で外で遊んでいても安全だった。 ハワイの人々はのどかで、犯罪に怯えることなどなかったんだ。
    しかし、人口が外から流入してくると同時に犯罪も多くなった。ハワイ流の楽しみはもうできない。」
    と嘆いていました。

    それを象徴するような事件をニュースが報道していたことがあります。 被害者と称する若者がハワイの若者から集団暴行され、腫れあがった顔で インタビューを受けていました。
    「何もしないのに、彼らはいきなり飛び掛ってきたんだ。ハワイに来て間もないけれど、 ハワイは恐ろしいところだ」
    この被害者のインタビューだけでしたら、普通のニュースなのですが、 犯人とされる側のインタビューも報道していました。なぜ犯人側のインタビューを わざわざ報道したのでしょうか。それは、警察も報道する側も 被害者がウソを言っていると見抜いたからでしょう。

    犯人とされた側は、顔を隠さずにインタビューを受けており、いかにも育ちのいいと 思われる面持ちで淡々と話していました。
    「僕たちはただ友人と集まって楽しんでいただけだ。しかし、一人の若者がやって来て、 俺たちに金を要求してきたので断ったが、殴りかかってきたから応戦した。 人に怪我をさせたり、迷惑をかけるなどは自分たちの本意ではないし、犯罪にも巻き込まれたくない」
    と言って、仲間の一人が撮ったそのときの動画、 一人の若者が近寄ってきて、一人の若者とけんかになった様子が撮影され、 到底集団暴行のようなものではない様子が放映されました。
    そのニュースを見ているハワイの人は、この若者の発言は真実で、典型的なハワイの人々の 考え方であると、大きくうなずいたことでしょう。
    個人的には、当社のエージェントが危惧する 「外から犯罪が持ち込まれる」とは、こういうことだと納得しました。
    そして、ここ最近の当社の賃貸物件にはいったご入居者の多くも、 アメリカ本土から来たご家族です。ハワイの人口増加を肌で感じていますが、 不動産の価格高騰に寄与する最も大きな原因は、この人口増加なのです。

    SANADAインタ-ナショナル不動産売買
    プラスセブン不動産            
    代表取締役社長 : 真田俊彦      



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