ハワイ不動産マ-ケット情報 2014年1月

ハワイ不動産、新しい時代の幕開け

ワイキキ、アラモアナ周辺を見渡しますと、あちこちに建設用クレーンを 見かけます。ホノルルは、建設ラッシュのように見えます。 建築ブームという言葉は、いまだ聞いてはおりませんが、これは、紛れも無く 建築ブームの到来です。

1950年から営業していたワイキキの顔であるインターナショナルマーケットプレイスが 2013年末で、全て閉店し、周辺とともに、再開発されます。また、アラモアナショッピング センターの駐車場上には、現在建設中の「ワンアラモアナコンドミニアム」の ほかに、海側にも、８階建てのコンドミニアムが、何棟も 建ち並ぶ建設計画が発表されました。また、その先のワードアベニュー周辺にも ２０棟以上のコンドミニアムが建設され、周辺も同時に大きく再開発されます。
これまでの個々の建設計画と大きく異なるのは、 １社の開発業者がコントロールしていますので、コンドミニアムとコンドミニアムの距離は 十分保たれ、全てのコンドミニアムが快適なながめを確保できるようです。
また、窓一面に水が流れ落ちるウォーターフォールを 備える斬新なコンドミニアムがあるなど、デザインにも期待できます。 そして、同時に広く開発され、緑と水の調和した未来都市のような様相を呈するでしょう。

また、驚くべきは、それらの超豪華コンドミニアムの価格です。多くは、 15ミリオンから50ミリオンの過去に例を見ない高額です。ハワイの人々がこの金額を投資することは とても考えられませんので、これは、世界中の投資家へハワイ投資を求めている メッセージです。
ただ、見事に投資資金が集まり、別荘や住居、豪華な街ができても、投資する人にとって、田舎の観光地の域を出ていない 今のハワイには物足りなさを感じるかもしれません。世界中の資金を集めるのであるならば、 世界の観光地知っている人々を満足させるような、ワンランク上の観光地となる必要があると思います。 歩くだけで歴史を感じる街や、海や山の自然の美しさが加わったヨーロッパの景色、 ニューヨーク、ラスベガスやドバイなどの充実した都市の娯楽などを知っている人々を 満足させるのは、容易ではありませんが、今後の開発に期待したいと思います。
と、同時に、ハワイに住む人間も自己開発、成長していくべきで、古い考え方を改めていく いく必要があると思います。私的にも、さらに成長すべく、今後も切磋琢磨する所存です。

最後に当社と縁が有り、改装を手がける建設業者のひとことを付け加えたいと思います。
旧ソ連に生まれ、何もかも崩れて何も無いところからやってきたと自称する彼ですので、以下のような 進歩的な意見が言えるのだと思いました。
「ハワイアンスタイルの家は、既に廃れたと思う。身長が高くなるにつれ、高い天井が 好まれるようになり、電力節約のためには明るい造りのデザインになる。 電化製品が最新になれば、それに見合った内装と、建物が必要になり、 今は、丈夫で豪華に見える建材が好まれる。それらは、機能的で近代的であり、 全てハワイアンスタイルの家とは対極にあるものだ。 ハワイアンスタイルと言えるものは自然環境を残すことだけで十分だと思う。」
荒っぽい表現ですが的を得た発言だと思います。

2014年は、ハワイも、そして、ハワイに関わる人々にとっても大きく飛躍の元年にしようではありませんか。