ハワイの娯楽とカハラホテル

2015年2月は、冬のハイシーズンの真っ只中にありながら、問い合わせが少なく、ハワイ不動産市場にも北風が吹いていたことがわかります。暇でしたので、昔のことを思い出して、ハワイ不動産とは関係ない「ダニー・カレイキニ」のショーについて書いています。
2015年2月当社のページ
「ビーチとヤシの木の自然を背景に、ハワイに根ざしたハワイの歌手が、心に染み入るハワイの歌を歌う」、このシンプルな娯楽が今のハワイには欠落しています。ハワイには、彼だけでなく、もっと若い世代の中でもウクレレを片手にハワイアンソングを歌う歌手がたくさんいますが、バーの片隅で歌う程度で、なかなか大きなショーを公演するというところまではいっていません。地元の人々が創り上げようとしなくてはならないのかもしれませんが、「ダニー・カレイキニ」のイメージが大きく、なかなか難しいかもしれません。
また、これらのハワイアンソングは、ビーチとヤシの木の自然に囲まれたリゾートで歌われてはじめて生きてきます。大都市となったホノルルは、この雰囲気から遠のきつつありますので、なるがままに任せるのではなく、政府の方針を定めて、ホノルルの海側には少しでものどかさを残すべきでしょう。
先の「ダニー・カレイキニ」のショーを行ってた、カハラホテルが、2017年から大きな改装をするというニュースがありました。前回は、50ミリオンの改装費用で全く変化が無く、修繕に留まったように見えます。そして今の建物は、建設当初の荘厳さはなく、すさんでいるとさえ思えます。既に政府からの建設許可はおりていますが、現在閉鎖されている中庭のながめのあるボールルームをレストランなどの人が立ち寄るスペースに変え、オーシャンフロントにある良さを最大限引き出し、今回は、最低でも数百ミリオンの費用はかけるべきだと思います。そして、できれば、心に染み入るハワイらしい娯楽を復活して欲しいものだと思っています。