カウアイ島

    過去のマーケット情報、2015年12月

    シリア情勢とハワイ不動産

    ハワイ不動産市場は世界状況に左右されており、もちろん、シリア情勢にも影響を受けています。 シリアで油田をテロリスト集団が一部占領したことを受けて、ガソリン価格が下落しています。 テロリストの資金源としない方策のためと、西側諸国がロシアの石油輸出利益を縮小させる目的があるので、 ガソリン価格を下げています。サウジが減産に応じないなどの理由がまことしやかに言われていますが、 人為的にガソリン価格を下げることができるのであれば、反対の上昇もコントロールできるものだと考えてしまいます。
    まず、ガソリン価格が下がれば、庶民のふとごろ具合と消費傾向が上向きになりますので、 当然経済にいい影響を与えます。ハワイへの物資の輸送費も押さえられますし、航空券も安くなるでしょう。 また、ガソリン価格の下落だけでなく、アメリカやハワイ自体に悪い経済的なニュースがないので、 現在のハワイ不動産は上昇基調であると言えます。
    ときどきでてくる格安物件には数日で買い注文が多く入り、売買契約されていくという状況は、 当社のこのページでお知らせしていますが、一戸建てについても1から2ミリオン程度のいい物件には複数の買い注文がはいり、売り手から、
    「バックアップオファー(今の買い注文がキャンセルになったら次の買い手も待っている)もはいっている」 と言われることが何度もありました。買い手は、皆同じような物件に惹かれているのだな、と思うと同時に 早めの対応を求められると今更ながら思います。
    また、売れ筋物件は回転が速くなっています。物件の問い合わせを頂戴した人から、
    「御社では扱っていない売り物件だが、御社から購入できるのか」
    とのおたずねをいただきました。調べてみますと、既に売買契約されています。個々のインターネット上の検索では、売り物件のままになっており、 売れ筋物件の回転の速さに追いついていないのでしょう。ちなみに、当社の売り物件のページでは、 売買契約された物件は、売り物件のページから外したり、売買契約済みの表示へと変更されます。 MLSへの直接のリンクですので、売り手側が、MLS内で売買契約済みへの表示に切り替えたと同時に、それが 直ちに反映されますので、時間差はありません。

    さて、海外旅行が控えられると言う説がありますが、ハワイの旅行者が減るとは思いません。ヨーロッパの旅行に危険な匂いがある分、 ハワイへの旅行者は増えると思います。日本の経済に大きな落ち込みがない限りは、 人々は海外旅行を控えるのではなく、ハワイを含め、オーストラリアやニュージーランド、 テロが起きていない東南アジアなどの安全な海外旅行先を目指すでしょう。
    振り返れば、私がJALで飛んでいるときにも、世界ではテロやクーデターが起こっていました。 イギリスでは、IRAがロンドン市内で、爆破テロを頻繫に行っていましたし、政情不安定な国では、クーデターが起こり、現地の空港職員が帰宅してしまい、荷物検査に時間がかかって出発が遅れたなどの経験があります。 また、同僚の話ですが、駐機の飛行機でもテロが起きて空港が閉鎖になり、同じホテルに戻ってきたパンナムクルーの制服の白いシャツに返り血を見て、パンパンという空港での銃撃音が現実のものであったと思い知らされた、という話は忘れられません。 ただ、一昔前のテロリストの理由は、「本国からの分離独立」が主流だったと思いますが、今は、異なることに利用され、誰が何のために起しているということが、多くの人が理解しているにもかかわらず、マスコミは事実を報道しませんし、ジャーナリストの話も参考にはなりません。
    ですが、シリアという国では、マスコミが全ての真実を報道するので、シリアの国民は、世界の動きを良く知っており、また、教養も高いそうです。 しかも、食品のGMO(遺伝子組み換え)をいっさい入れないという正当な考えを国自体が持っています。 シリアは全うな国であるということで思い出しましたが、中米の島国のキューバは素晴らしい国で、医療や教育が無料で誠実な国民性がある国なのですが、西側のプロパガンダによって、長きに渡りテロ国家のように世界に思われていました。 シリアという国についてもどのような国であるのか、もっと知るべきだと思います。そして、真実を知るシリア人が世界に散れば、 世界に真実が知れ渡ると期待してしまいます。
    以下は和訳つきのたった9分の動画ですが、シリアのこと、世界の動きがわかる素晴らしい内容で、これまた素晴らしいシリア美人が説明しています。
    https://www.youtube.com/watch?v=Qhe-8TzDkok

    ですが、日本の外務省は、シリアなどの中東情勢に詳しい非常勤を募集していますので、日本はまだ蚊帳の外で、情報収集能力に欠けることを公表しているように見えますし、先日、中国で捕まった情報収集目的の日本人のことを思い出させます。 そろって逮捕された日本人たちが「総務省」と口にしていたので、非常勤や何がしかの契約を交わして総務省に情報提供をしていた人たちでしょう。 にもかかわらず、日本側は、
    「情報収集に努める」
    というだけで、中国との交渉についての言及はなく、積極的に助ける様子はありません。マスコミの報道も多くなく、日本に見捨てられているように見えて危惧します。海外にいる日本人は昨今では標的になることがありますが、日本の国家は情報に乏しく、標的になった国民を助けることに消極的であるという印象はぬぐえません。

    話はいろいろと飛びましたが、ヨーロッパなどの治安が懸念される要因が長引けば、安全なハワイへの旅行者は増え、ハワイ不動産は引き続き上昇基調になると予想します。こう言いますと、ハワイ不動産が安泰のように聞こえるかもしれませんが、そうではありません。 いまだ世界は不安定な状況にあり、決して忘れてはならない重要な事実は、目下のところシリアを介して、ロシアと西側諸国が代理戦争とも言える状態に陥っているということです。第三次世界大戦の前夜でないことを祈ります。

    ハワイ不動産マーケット情報、2015年 12月中旬

    ハワイ不動産の12月中旬の動きは冬のハイシーズンらしい活況を呈しています。
    冬のハワイへの旅程に合わせて事前に情報を調べたり、 売り物件を絞って検討するという買い手の問い合わせがが多くなり、また、問い合わせの少なかった売り物件にも買い注文がはいるなどは、購買層が広くなる冬のハイシーズンだからこそと言えます。
    さて、クリスマス商戦の真っ只中ですが、アメリカの全てのストアでは、頭金を入れれば、商品を一時的に押さえることができます。 手持ちが無い場合や、売り切れては困るという買い物客には便利な買い方で、とても一般的です。英語ではLAYAWAY(レイアウエイ)、日本で言うところの「内金を入れる」ということに相当します。
    商品を受け取りに来るときには、残高を支払うのですが、あるウォールマートでは、人々が内金を入れた商品のその支払い残高の合計が、$107,000(約1300万円)に昇ったということでした。そして、そのウォールマートのLAYAWAYの残高約1300万円の全てを ポケットマネーで支払った人がいた、というニュースが本日ありました。心温まるニュースです。 この時期にLAYAWAYで購入する商品の多くは、家族のためのクリスマスプレゼントですが、残高を支払ってくれた誰かの温かいクリスマススピリットにも包まれた特別なクリスマスプレゼントになることでしょう。皆様、どうぞ、よいお年をお迎えください。

    SANADAインタ-ナショナル不動産売買
    プラスセブン不動産            
    代表取締役社長 : 真田俊彦      



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