年が明けてからの市場は、ひとときの売り物件の多さか |
ら調整されて、売り物件数自体は平年並みです。売買 |
契約されずに市場から撤退した売り物件が数多くあった |
反面、価格調整が必要な物件も まだ市場に多く存在し |
ており、その影響で売買契約数は少なくなっています。 |
通常、売買契約から不動産登記までは約1ヶ月です。 |
そのような売買途上物件は現在、各ビルに1軒か2軒で |
全く売買契約物件がないというビルも多くあります。売り |
手と買い手の思惑に乖離があることがうかがえます。 |
真剣に売買を望む売り手が、どのように売り価格を調整 |
して、売買契約までこぎつけたのか、変遷をたどる必要 |
があると思います。 |
どの時期まで、どの価格で売れたのかを理解し、最近の |
売買契約価格も把握なさってください、 |
買い手にとっては、正常化しつつある市場ではあります |
が、高値のまま、惰性で市場に出していると言えるよう |
な物件も多く存在しており、それらのさらなる価格調整 |
が今後の市場を活発に出来るか否かの鍵を 握っているで |
しょう。 |
2006年を振り返って
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2006年のマーケットコメント 2005年のマーケットコメント |
プラスセブン不動産取締役社長:真田俊彦 |