ハワイ不動産マ-ケット情報 2010年11月

1ドル80円の壁がいつ崩れるのかという為替の動きが注目されますが、80円を突破しますと 底なしのように円高がすすむのではないかという懸念があります。ハワイ不動産購入には 円高が好ましいのですが、さらなる円高による日本経済悪化は望まぬところです。
アメリカの中間選挙の民主党大敗については、オバマ政権の経済政策、特に 未曾有の金融危機から脱して現在まで持ちこたえてきたことへの有り難みを 感じていないアメリカ国民の判断に驚きました。 全米の１０％ほどの失業率が改善されつつあるという好ましい報告がありますし、 これに懲りずにドラスティックな経済政策を打ち出してほしいものです。そして、 共和党に阻まれて、これらを実行できない難しい政治運営に 嫌気が差したアメリカ国民によって、２年後には民主党が大勝し、オバマ大統領も再選され、 経済の大きな好転換点を迎えるといった楽天的なシナリオが見えるようです。
ハワイ不動産市場は、一戸建てが堅調に売れており、ワイキキのコンドミニアムについては、 先月同様にリーズナブルな物件が売れています。１ベッドルームについては、20万ドル前後の 借地権つき、土地所有権つきについては、屋内洗濯機乾燥機やセキュリティーもある 設備が整った人気のコンドミニアムで30万ドルという価格でも出るようになりました。

さて、ハワイのタイムシェアは、日本の皆様には、もう馴染み深い身近な不動産となってきて いますが、今後もこのタイムシェアーの物件が増える傾向にあります。現在のタイムシェアで 運用されている戸数は8,608戸となっており、タイムシェア関連企業への調査では増やす予定があると回答された 戸数は、3,029戸で、新規参入やハワイの観光業の堅調が続けばさらに増えていくことが予想されます。 タイムシェアーは、観光と言いますよりも、毎年、１週間ほどの滞在ではありますが、 慣れた環境で、 ハワイをゆったりと楽しむ嗜好を満足させています。 タイムシェアーの経験によって、 気候の良さと安全を感じていただき、１週間では飽き足らない人々にとっては、 ハワイ別荘の検討や、購入のきかっけとなり、ハワイ不動産をさらに価値あるものと することを希望します。

さて、9月のマーケット情報で当社の管理について、お伝えしましたが、 ご質問を頂戴したなかから、 この場を借りて回答を差し上げます。 一戸建ての害虫対策において、蚊の繁殖を防止するための戸井の措置ですが、 戸井にカバーをするものが、 販売されております。 詳細は写真を含めて、わかりやすく説明 した害虫対策、害鳥対策のページを作成しました。ご参考ください。 また、コンドミニアムの害鳥対策についてのご質問も頂きました。手すりの下が、鉄柵ではなく、 コンクリートになっているタイプのベランダは鳩が巣作りに好むようで、長期に滞在しなかった 間にベランダの様子が鳥小屋のごとくなっていたということです。見た目の 不快さだけでなく、 衛生面でも問題になります。 これらの対策は簡単で、日本でも行われています、手すりの針金の巻き付けと、 反射板の設置に よって解決しています。針金は、１本の中心から、いくつもの短い先端が 周囲に突き出るタイプ のものが有効で、見た目も目立ちません。反射板は大きなものが 有効で、日本では、コンパクトディスク をつるしたりするそうですが、ハワイのコンドミニアムでは、 コンパクトディスクを含め、 手すりに何かを吊るすことは、ハウスルールで禁止されていることが ありますので、注意が必要です。 コンドミニアムの管理