夏のハイシーズンがすぐそばまできていますが、まるで |
夏のハイシーズンのような強気な売り物件が多く、価格 |
交渉が難しく、売り手は数年前の高額が頭から離れて |
いないようです。 |
ある売り物件の見学に電話をかけると、まず、 |
「価格交渉はしない(売り価格は下げない)」 |
と開口一番に言われました。つまり、価格を下げるような |
交渉をするなら、物件を見せても無駄になるだけである、 |
という売り手の思いが伝わってきました。 |
買い手と相談すると、 |
「物件を見て、よければ売り手の言い値で購入する」 |
と言うので、買い手に伝えて物件見学ができました。 |
高値で売却するために改装し、完璧な物件でしたが、そ |
の改装の趣味が買い手の好みでないという理由で購入 |
は見送りました。しかし、売り手にとっては、売値に満足 |
する買い手には、期待が高かったようで、購入しないとい |
う判断に落胆が大きかったようです。物件見学のハード |
ルを高くしたことによって生じた摩擦だと思います。言い |
値で購入してもらいたいという売り手の気持ちはわかりますが、通常のプロセスを尊重すべきだと思います。 |
2006年を振り返って
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<解説>
バブルのときの高額が頭に残っている売り手には、今の市場が実感として受け止められないようです。高値でも誰か買ってくれるだろうという希望が強くある市場です。
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2006年のマーケットコメント 2005年のマーケットコメント |
プラスセブン不動産取締役社長:真田俊彦 |