ハワイ不動産マ-ケット情報 2011年7月
下落傾向の時期に売却するためには、最善の努力が必要
世界の金融危機の再燃懸念材料が去っておらず、
また、米雇用統計の改善が見られなかったために、今後のハワイ不動産市場は
価格が横ばいから下落に転ずるかもしれません。一部の借地権つきの
コンドミニアムなどは、20年前の価格まで下落しています。借地権つきに
ついては、これが底値だと思われますが、土地所有権つきに至っては、
2005年のバブル期より、下がっていない物件が
多く見られ、活発には動いていません。
借地権つきのコンドミニアムの1ベッドルームでは、洗濯機乾燥機の無い物件は、
15万ドルほど、洗濯機乾燥機つきの物件では、10万ドル台後半で
でてきています。ステュディオでは、キッチネットつきの物件が、
6万ドル台でいくつかでてきており、この価格帯が定着するでしょう。
家賃自体は下がっていませんので、$1000の1ヶ月家賃が得られる6万ドルの物件は投資には最適です。
今後の不動産市場は、有効な景気対策と雇用状況改善がない限り、下落傾向になるでしょう。
購入には、価格と設備、将来の売却の可能性、今後の価格の下落などを考慮し、
その価格と物件の価値が現在の市場見通しに即しているのか、判断する必要があります。
また、この時期に売却するためには、最善の努力をしなくてはなりません。
たとえば、最近では、MLS物件情報によって、購買層が物件を既によく知っている
場合が多く、特に物件の紹介写真は重要な参考資料になります。
その道のプロに依頼すべきですが、不動産の良し悪しとは何か、
そして、物件を見ただけで、その物件の良さがはどこにあるのか、判断できる人物、そしてさらには、
MLS物件情報の写真の掲載方法も良く知っているカメラマンに撮ってもらいましょう。
不動産の資格を持って、美的感覚や
その技術を磨いてきたカメラマンである売買エージェント、または、そのようなカメラマンの売買エージェントを
不動産会社が抱えている必要があります。
当社には、そのようなカメラマンがいますので、売り出しの際には、是非お知らせください。
この度の東日本大震災により被害された皆様へ心よりお見舞い申し上げますと共に、
皆様のご無事と被害地区の早い復興をお祈りしております。
SANADAインタ-ナショナル不動産売買
プラスセブン不動産
代表取締役社長 : 真田俊彦
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