ハワイ不動産マ-ケット情報 2013年12月
ハワイ不動市場は、上昇基調
ハワイ不動産市場は、スローダウンしていましたが、それは、適当な売り物件が少なかったというのが、理由のひとつに考えられます。しかし、
価格は、上昇基調であることは、間違いありません。
相場を見守る多くの不動産エージェントがここ数ヶ月の間に 価格が上昇したと感じていると思います。
そして、価格が急上昇するのを目の当たりにすることがあります。
それは、たとえば、あるコンドミニアムでは、他に比べてまだリーズナブルであるということで、
徐々に購入されていき、とうとう、割高な売り物件が残ってしまいました。
そして、割高では購入されることはないだろうと思っていましたが、内装が素晴らしい1軒が売れました。
たった1軒の割高な物件が売却されても、相場と言えないかもしれませんが、もし、他の割高の売り物件
も買われていけば、その割高な価格が相場として定着してしまうのです。
最初に売れた割高な物件が、宮殿や高級ホテルを模したような内装の完璧な物件であったことは忘れ去られ、
どの売り物件もその割高な価格に追随して行き、またたく間に、相場が上昇してしまうのです。
また、この数ヶ月で、不動産エージェントが上昇基調であると感じるときは以下のようなときです。
1、数ヶ月前に売りに出すときには、こんな割高な価格で、買い注文がはいることはほとんどないだろうと思っていた物件に、
数ヵ月後には割安感があるようになり、買い注文もはいり、ほぼ売り手の言い値近い価格で、売却されたとき。
2、最高の付加価値があるので、そのコンドミニアムでは、最も高額のだったが、
数ヵ月後には、高額だという感じは無く、そのコンドミニアムでは、それが普通の価格に感じるとき。
3、不動産エージェントが認識している物件価格も上がっていくとき。つまり、ワイキキのコンドミニアムの1ベッドルームの価格、
認識している数字を35万ドル主流から40万ドル、40万ドルから45万ドル、というように上向きに数字を
塗り換えるとき。
ワイキキのコンドミニアムでは、既にこのような経緯を経て高騰したコンドミニアムもありますが、いくつかのコンドミニアムでは、
まさに、その急上昇の真っ只中にあります。
このようなコンドミニアムの現在の相場は、過去数ヶ月前の価格よりも上昇していますので、
数ヶ月前に売却された売り物件と比較して買いか否かという議論は全く無意味ですし、上昇基調の異なる他のコンドミニアムと
比較するのも無意味でしょう。また、評価額が、相場を決めるのではありませんので、評価額を比較検討するのも意味がありません。
相場とは、今、現在、市場がいくらでその物件を買うのか、その数字に尽きるのです。
また、以下のような事例も相場が上がっていくことにつながりますし、買い手は、相場の急上昇を認識させられます。
たとえば、適当な売り物件が少ない時期に、内装がよく高層階であるなどの高い価値の売り物件の売り手が、多くの購入希望者に対して、
「価格を下げた買い注文は受けない、売り値よりも高額の買い注文を望む。たくさんの買い注文を予想している。」
と宣言すれば、これは、売り手市場の売買そのものです。この売り物件に関しては、強気で売りに出しているのです。
では、このような売り物件を買うか買わないかは、もちろん価格次第ですが、
言い方を変えれば、この売り物件を購入できて、将来、売り手になったとき、そして、このような時期が再び訪れたとしたら、
同じように強気な価格設定で売りに出して、大きくキャピタルゲインを望める可能性があります。そして、このような物件こそが、
優良な投資物件と言えるのだと思います。
優良な投資物件を購入するには、早い決断が必要ですし、価格は、その売り物件を手に入れたい買い手が決めるもの、
適正価格も買い手が決めるものであると理解して、単にいくらであったら、購入の可能性があるのかを検討すべきだと思います。
ですが、ハワイ別荘としてご自分たちが長く満足して使うだけでよい、または、将来の売却の可能性は無いなどの投資とは異なる目的の場合は、
ご予算の中で購入できる範囲の売り物件を検討し、十分に時間をかけて選択すべきですし、投資が目的であっても、時間的、
金銭的に余裕がない場合は、まだ高騰していないコンドミニアム、上昇基調にないコンドミニアムをご検討になることをおすすめします。
SANADAインタ-ナショナル不動産売買
プラスセブン不動産
代表取締役社長 : 真田俊彦
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