マーケット情報 2009年 2月
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肌寒い時期を迎えました。売り物件の選択肢はあまり多くはありません。
価値在る割安な物件が市場にないときには、買い手は適当な物件がでて |
くるまで待っていますが、戦略を持って待ついうことを考えて見ましょう。
たとえば、価値ある物件の動向を注視しながら、頻繁に価格調整する様子 |
から、早期の売却希望であると読み、十分下がった所で、さらに値引き
価格での契約を結ぶという購入の仕方が有効でしょう。ただ、ハワイでは |
売買契約された価格が公開されますので、割安価格での契約が市場で確
認されますと、他の売り物件はその割安価格に追随するか売買をあきら |
めるという選択を余儀なくされます。また、この市場の動向に反応しない
売り物件は、高値のまま惰性で市場に出ているという印象を与えてしまい |
ますが、現在は、そのような物件が多くあり、これらの今後の価格調整と
新たな適当な売り物件が、市場に多くでてくることを望みます。 |
さて、新大統領のもとでアメリカの今後の政策が注目されていますが、雇
用と経済政策がもたらす不動産市場への影響を期待するだけで、直接的 |
な刺激策は聞こえてきませんので、今後も不動産市場の停滞は続くとみら
れます。ハワイでは売れ残った新築物件を値引きして販売したり、開発に |
資金調達ができなくなったイリカイホテルが、融資先に抑えられるだろうと
いうことが報道されるなど、不況を感じさせるのは開発業者の動きに見ら |
れます。イリカイホテル騒動の余波によってイリカイの不動産価格は2年
前に比べて40%近く下落し、他のコンドミニアムの2倍程の大きな下落率 |
となっており、これらの動向も今後の市場に影響すると推察されます。
<解説>
どのように経済のどん底から這い上がるのか、新大統領の采配を期待したものです。既に彼の任期中に、不動産市場は平常に戻りましたが、彼を賞賛する声は聞こえてきません。アメリカ国民は、戦争中毒のオバマには辟易していると思えます。もし、オバマが操られているとわかれば、さらに大きな落胆でしょう。その可能性は大きいでしょう。
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プラスセブン不動産取締役社長:真田俊彦