マーケット情報 2009年 4月
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ハワイ不動産市場は、必要とされている住宅でさえ購入されていないと
思わせるほど、閑散とした動きです。売り手も買い手も四つの姿勢で見 |
つめ合っているようです。この姿勢は長くは続かないと思います。いずれ
売り手は、売り出し価格の調整を余儀なくされますし、その調整価格に |
満足した買い手が購入に動きます。よって、すべては、売り手次第である
市場です。 |
さて、一戸建てを購入するときの価格交渉は、このような時期がしやすく、
よい条件を取得できます。ある買い手は、ひとつの家に買い注文を入れた |
のですが、迷っていました。物件の調査が行われているときに、そのことを
売り手にさりげなく伝えると、家具の全てを含めることや、物件調査での |
不具合は、売り手が負担するという条件で売買をすすめるという話になり
ました。買い手は、いい条件提示になぜか、さらに不安になり、いい家で |
あっても、このまま購入手続きをすすめて後悔しないかと考えていたよう
です。これから下がり基調になって、もっと価格が下がったときに購入す |
べきというのが理由です。先のことは不明であるので、購入に動くのか、
または、購入に動かないのか、それは買い手の考え方次第です。そこで、 |
「買わずに後悔するより、買って後悔する方が大きいなら止めましょう」
とアドバイスをしますと、「買わないほうが後悔が大きいかもしれない」 |
ということをおしゃって、買いを決断なさったのです。
買い注文を入れてから迷うことはよくあることです。お気持ちを不動産 |
エージェントに気軽にお知らせください。期限までに申し出て、キャンセル
することができます。 |
<解説>
不動産市場がぱっとしないときには、購入の決断もすっきりとはいかないかもしれません。後日談ですが、7年後の2016年のこの家の相場は、当然ながらずっと価格上昇しています。持ち続け、売却の時期を選べば、大きな利益を手にすることができます。
プラスセブン不動産取締役社長:真田俊彦
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